腐らせないための食材の保存方法が知りたい!食品ロスを減らす工夫もあわせて紹介
また食材を腐らせちゃった……。上手な保存方法ってどうやるの……?
忙しいとうっかりすることあるよね……。
保存方法次第では、同じ食材でもかなり長持ちするよ!
毎日仕事や家事や育児などで忙しくて、うっかり食材を余らせて腐らせちゃうことってありますよね……。
でも、食材を腐らせて廃棄してしまうのはかなり罪悪感がある上、環境問題の面でもできるだけ避けたい!
今回の記事では、食材の保存方法と、わたしが実際に行っている食品ロスを減らす工夫をまとめました。
- 食材別の正しい保存方法
- 食品ロスを減らす工夫
- 食品ロスを減らすために便利なグッズやコンテンツ
食材別の正しい保存方法
食材はできるだけ新鮮な状態で食べきりたいですが、毎日仕事や育児で忙しいとなかなか難しいですよね。
食べ切れる量を買うことが前提ではありますが、正しい方法で保存することで生鮮食品を長持ちさせることができます!
食材別に保存方法をまとめたので、食品ロスを減らしていきましょう。
- ミニトマト
- かぼちゃ
- にんじん
- 長ネギ、万能ネギ
- お肉
- 魚
ミニトマトの保存方法
ミニトマトはヘタから雑菌が繁殖しやすいため、必ずヘタを取って保存しましょう。
ひとつひとつヘタを取るのは少し面倒に感じるかもしれませんが、取るのと取らないのでは日持ちする期間が大きく変わります。
ヘタを取り、水洗いして水気をしっかり拭き取ったら、保存容器にキッチンペーパーを敷いてミニトマトを並べます。
さらにその上にもキッチンペーパーをかぶせて蓋をしたら、野菜室ではなく冷蔵庫で保存しましょう。キッチンペーパーを上下に使うことで水気を吸い取ってくれる上、乾燥を防ぎ適度な湿度を保ってくれます。
かぼちゃの保存方法
お店のカットかぼちゃは種とワタがついた状態で売られているものがほとんどですが、実は種とワタには水分が多く含まれており痛みの原因となります。
買ってきたらすぐに種とワタを取り除いておきましょう。
種とワタを取り除いたらしっかりと水分を拭き取り、用途に合わせてカットします。
その後、1回分ずつ(4〜5切れくらい)を小分けにしてラップで包み、冷凍用の密閉保存袋に入れて冷凍。これが簡単な保存方法ですが、もしも時間がありおいしさをなるべくキープしたいなら、マッシュしてから冷凍するのがおすすめです。
鍋で茹でるのでも、レンジでチンするのでも問題ありません。やわらかくしたかぼちゃをマッシャーなどでなめらかになるまで潰し、冷めたら1回使用分くらいに小分けしてラップの上に平になるように広げて包みます。
包んだかぼちゃを冷凍用の密閉保存袋に入れて冷凍すれば、カットして冷凍するよりもおいしさをキープすることができます。
にんじんの保存方法
にんじんは水分がついていると腐りやすくなってしまうので、買ってきたら必ず袋から出して洗い、水気を拭いておきましょう。
土の中で育っていたときと同じような状態にしておくと長持ちするので、1本ずつキッチンペーパーで包み、2〜3本まとめてビニール袋などに入れて軽く口を閉じます。
切った牛乳パックやプラスチックケースなどを使って、にんじんの葉の方が上にくるように立てて入れ、野菜室で保存しましょう。
その際、にんじんから水分が出てきて湿ってしまうので、キッチンペーパーは3〜4日おきに交換します。
長ネギ、万能ネギの保存方法
長ネギ、万能ネギは冷蔵保存もできますが、できるだけ常備しておきたい食材なのでわたしは長く保存できる冷凍保存をおすすめしています!
なので、ここでは長ネギと万能ネギの冷凍保存方法を紹介していきます。
長ネギは洗って根本を切り落としたら、長さを3等分くらいに切ってキッチンペーパーでしっかりと水分を拭き取ります。
それぞれをラップで包んだら冷凍用の密閉保存袋に入れ、金属製のトレイにのせて冷凍庫へ入れて保存しましょう。これで長ネギの保存は完了です。
続いて万能ネギの保存方法は、洗って根本を切り落とし、長ネギと同じようにキッチンペーパーでしっかりと水分を拭き取ります。
水分がしっかりと拭き取れたら、刻んでタッパーなどの保存容器に入れて一度冷凍しましょう。
その後、1時間ほど経ったら、冷凍庫から取り出してバラバラになるように振ります。水分が取り切れていない状態で冷凍してしまうとバラバラにならないので、刻む前にしっかりと水分を拭き取るようにしてください。
バラバラになったのが確認できたら、もう一度冷凍庫に入れて万能ネギの保存は完了です。
お肉の保存方法
お肉の冷凍保存方法で大切なことは、「1回で使い切れる量に小分けして冷凍すること」です。
面倒だからと買ってきた状態そのままで冷凍して冷凍・解凍を繰り返すと、食中毒菌の増殖につながってしまうだけでなく、風味も著しく落ちてしまいます。おいしく食べ切るためにも、必ず使い切れる分だけ解凍できる状態にしておきましょう。
それ以外の基本的な保存方法は、お肉にドリップ(冷凍肉を解凍したときにお肉から出てくる液体のこと)がついていればキッチンペーパーで拭き取り、冷凍用の密閉保存袋に入れてできるだけ薄くした状態にして、金属製のトレイにのせて平らな状態で冷凍庫に入れます。
魚の保存方法
魚は鮮度が命で傷みやすい食材です。家庭で安全に冷凍するには、買ってきたその日のうちに冷凍するようにしましょう。
しっかりと水分を拭き取ったあと1尾ずつラップで包み、冷凍用の密閉保存袋に入れて金属製のトレイにのせた状態で冷凍庫に入れます。
下味をつけた状態で冷凍しておけば味も落ちにくく、調理も簡単で済むのでおすすめです。
わたしが行っている食品ロスを減らす工夫
わたしがよく行っている方法を中心に、食材の保存方法をまとめてきました。
ここからはそれ以外の方法で、わたしが実際に行っている食品ロスを減らす工夫についてもまとめていきます。
- 買い物の前に、家の中にある食材のチェック
- 食材は必要な量だけ買う
- すぐに食べるものは賞味期限の近い商品を優先して買う
- 食べられる部分は食べるようにして、食材を過剰に捨てない
- 食べ切れる分だけ作るようにする
- 忙しいときは宅配ミールキットを活用する
買い物の前に、家の中にある食材のチェック
家の中の食材がきちんと把握できていない状態で買い物に行くと、ついつい買いすぎてしまったり、買う必要のない食材を買ってしまったりします。
買いすぎて食材を余らせてしまうことを防ぐために、わたしは必ず買い物の前に家の中にある食材のチェックをしてから買い物に行きます。
そうすれば、余っている食材を使うために足りない食材だけを買うこともできますし、食材の買いすぎも防ぐことができます。
でも、いつも食材を確認するのを忘れて買い物に行っちゃうよ……。
そんなときは、家で注文できるネットスーパーも便利だよ!
ネットスーパーなら家で注文できるため、今ある食材を確認しながら注文することができて余計な買いすぎを防ぐことができます!
どうしても手が離せないときなどでも、サクッと注文できて家で待っているだけで買い物が終わるので、わたしは面倒くさいときはネットスーパーに頼ることもしばしばあります……。余計な場所を見ないで済むので、意外と買いすぎを防ぐこともできてます。
食材は必要な量だけ買う
まとめ買いでお得になるという商品を見て、本当は必要がないのに食材を多く買ってしまうことはありませんか?
長期間保存がきいたり必ず食べ切れる自信があったりするなら問題はありませんが、使わずに期限が過ぎてしまったり腐ってしまったりするのなら、必要なときに必要な量だけ買う方が家計的にもお得になります。
すぐに食べるものは賞味期限の近い商品を優先して買う
お店で商品を選ぶとき、ついつい賞味期限が長いものを手に取ってしまうこともありますが、すぐに食べるものであれば手前に置いてある期限が短いものを優先して買いましょう。
期限が近いものは値引きされていることも多くあるので、期限の短いものを買うことは、食品ロスを減らすだけでなくお財布にも優しい買い物になります。
食べられる部分は食べるようにして、食材を過剰に捨てない
みなさんはピーマンの種やワタが食べられることを知っていますか?
お恥ずかしい話、わたしは最近まで知らずに捨てていました。
ピーマンの種やヘタには苦味があり、ワタは食感が悪いため捨てられることが多いそうです。ですがピーマンの種には豊富な栄養素が含まれており、実の部分だけを食べるよりも多くの栄養を摂ることができます。
これを知ってからわたしは、炒め物などではほとんど味の差が気にならないので、ピーマンは種やワタを取り除かずにまるごと料理に使っています。
大根やにんじんの皮など、廃棄されることが多いけれど実は食べられる部分がある食材は意外とあるものです。もしも気にならないのであれば、食品ロスの観点からも捨てずに食べることをおすすめします。
食べ切れる分だけ作るようにする
平日は忙しいため、週末にまとめて作り置きをするご家庭も多いかと思います。
作り置き自体はわたしもよくやりますが、作り置きを始めた頃は仕事の忙しさによって食べ切れないというようなことも何度かありました。
あると安心な作り置きですが、せっかく作ったのに食べ切れなくて捨ててしまうのは心も痛みますよね……。
そんなふうに食べ物を捨ててしまうことがないように、作り置きは食べる日を逆算して作って、必ず食べ切れる量だけになるように気をつけました。
忙しいときは宅配ミールキットを活用する
とはいえ仕事や育児が忙しいときは、料理を作るのもむずかしいですよね。
そんなときにオイシックスなどの宅配ミールキットがあれば、献立を考える必要もなく、その日の献立に必要な食材だけが届くので食材を余らせることがありません。
また、ミールキットで届く食材には、規格外の野菜が使われることもあります。
味には問題がないのに、少しだけキズがついてしまったり見た目が規格外だったりする野菜を使うことは直接フードロスにも繋がるので、食材を余らせがちな人は一度使ってみるのもおすすめです。
さいごに
食材の保存方法や、わたしが実際におこなっている食品ロスを減らす工夫を紹介してきました。
食品ロスは地球環境に良くないのはもちろん、廃棄にお金がかかることで商品代金にも悪影響を及ぼします。
小さいことのように思えるかもしれませんが、一人でも多くの人が食材をおいしく食べ切ることが、食品ロスを減らすことに繋がります。
保存方法や日々の買い物などを見直して、食品ロスを減らすことを意識してみましょう。